パソコン,スマホ疲れ(VDT症候群、パソコン病)

はな治療室のWebサイトは代表自らが手がけて公開しています。pctired
素人作業とはいえ、仕事関連のサイトなので気が抜けませんし、一度取り掛かると数時間以上も画面の前に張り付いてしまうこともあるので、かなりの疲労を感じる時もあります。
ただ長時間のキーボードやマウス操作が如何に身体に良くないかを身をもって体感できるので、これはこれで毎回良い経験になっています。

パソコン作業での疲れは首や肩のこりなどが筆頭に挙げられますが、ガチガチの首肩腰が出来上がってしまうにとどまらず、酷くなると手の痺れや不眠、さらに心の病に及ぶこともあります。
このような状態に陥ってしまうと、たまにマッサージなどを受けたところで解決への道のりは長くなってしまうでしょう(蓄積される前に少しずつでも対策していれば別ですが・・・)。

しかし改善手段がないわけではありません。

手っ取り早い解決法はパソコンに触れない仕事に転職することです。事実、以前診させていただいていた方は、パソコンと無縁の業界へ転職したら長年悩んでい た症状がスッと消失しました。これは私の治療内容に足りない部分があったのだと反省しきりでもありましたが、やはり環境の改善が非常に大きかったのでしょ う。
しかし、ほとんどの方には転職など非現実的な話です。

パソコン作業での疲労は
1.腕(手)の疲れ  2.目(頭~首)の疲れ  3.脳(精神)の疲れ  4.下半身
このように全身に及びます。

この部位別の疲れにしっかり対応することが必要です。
腕への施術例pctired
腕の疲れはマウスやキーボード操作によって酷使されることによる疲労と、腕を持ち上げ続けることによる疲労の二系統が目立ちます。指の筋への徹底的な治療 が欠かせません。後者については肩甲骨周囲の治療となります。自己対策としては肘と膝の間にクッションなどを置き、腕の持ち上げをなくすだけでも全く違っ てきます。
初期のパソコン疲れに対しては、ここまでで対策出来る場合が多いです。

目の疲れはモニター凝視などによる瞼を動かす筋の疲労の影響が無視できません。よって頭から首にかけての筋の反応点への治療を行います。

精神の疲労が限界を超えてしまい抑うつ症状などが現れてしまうと、かなり大変です。
腕の重点治療に加えて、頭・腹・足への施術を行ないます。
はな治療室の施術についてや按腹の頁にも記しましたが、精神的緊張反応は体の末端(頭・手・足)や内臓の反応としても現れるため、末端部位や腹部へのアプローチも必要となります。
目の反応が現れる頭の反応点は、精神的な症状の治療ポイントと重なります。
腕(指)はパソコン作業による疲労と精神的な緊張が現れる場所(体の末端)も重なります。

パソコン疲れは異なる要因からの反応が同じ領域に出現するので、それをふまえての治療が重要です。

また、スマートフォン(スマホ)やタブレット端末の多用でも類似症状が現れます。
スマートフォンやタブレットの場合はマウスやキーボード操作がない代わりに、端末を長時間持ち上げる体勢による緊張と指を固定しての長時間のスライド操作 があります。移動中にも絶えずこのような状態が続きがちだと、体は悲鳴をあげるのを通り越して怒ってしまいますので、お気をつけください。

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